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プロフィール
澤 繁隆
1950年生まれ
1970年自宅のリスニングルーム設計
1971年～1975年 ラジオ技術誌に音響計測器制作記事、
世界初のクォーツロック・ターンテーブル製作記事
を執筆、座談会へ出席、アンプの評価などを行う
ボイラー検査会社で渦流探傷機の開発を行う
1976年 東京工業大学電子物理工学科卒業
同年 東京芝浦電気（現東芝）入社 映像、音声用LSI開発に従事
198４年～コンサートのレコーディング、CDのレコーディングを行う
2007年 東芝を退社、ソノーラスデザインを設立
長年のレコーディングを通し録音側と再生側とのギャップを感じホール音響と聴取側の
室内音響を研究し始めました。また、演奏者の練習室に必要な音響性状を試行錯誤
しながら研究してきました。定年退職を機に今まで得られた室内音響の知見を多くの
方と分かち合いたいと考えソノーラスデザインを設立いたしました。
遮音や室内音響は建築音響とよばれ建築の一分野ですが、意匠・構造設計中心の
建築家にはなじみの薄い分野です。需要が少ないという面もありますが、建築の及ぶ
分野が意匠、構造、無機・有機・金属素材、工法など非常に広範なため手が回らない
のでしょう。一方、電気系を学ぶ者に音響工学は電波や電気回路のアナロジーとして
扱える部分が多いため親和性が高いと思います。